デートに行ける!作業着の進化が止まらない
“生まれ変わった作業着”を象徴するのがこちらのネットCM。
そのあらすじをお伝えすると…。
“スーツに見える作業着”に出会って人生が大きく変わったというストーリーになっています。
ビフォー/アフターの激しい動画はインパクトが強く、
ネットでは「こんなのほしかった」「学校の先生とかこれちょうどいい」と評価する声も。
一方で「職業に貴賤をつけている」など批判的な意見も出ていました。
挑戦的なCMとネット上のざわつき、これは取材するしかない…そう思ったのです。
スーツに見える作業着って、いったい誰がどういうねらいで作ったの? 調べてみると、正体は水道工事の会社でした。
水道工事の会社がスーツに見える作業着? 謎が深まり、東京・豊島区にある会社を訪ねてみることにしました。
迎えてくれたのは、中村有沙さん(32)。
ス−ツに見える作業着の発案者であり、販売する「オアシススタイルウェア」の社長です。
実はこの会社、水道工事の会社を出発点に事業の多角化を進めているのだそうです。
中村さんは「おもしろいことをやってる会社だな」と思い、東京大学を卒業後、周りが大手企業に就職する中、入社したそうです。
どうして作業着をスーツ風にしようと思いついたのか? 率直な疑問をぶつけました。
「本業の水道工事では採用活動に苦戦していました。前年の技術職の採用はゼロ。
人手不足の上、若い世代からは汚れる仕事が避けられて困り果てていたので、
まずは制服からリニューアルしようと提案したんです」(中村有沙社長)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190115/k10011778431000.html