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香川)「LGBT」正しく知って 高松市で教職員研修
LGBTなど性的少数者に対する理解を深め、学校教育の場でも適切に対応してもらおうと、高松市で2日、教職員を対象とする研修会が開かれた。支援団体「あしたプロジェクト」と市が共催し、今回で2回目。約80人が参加した。
LGBTは、レズビアン(女性同性愛者)とゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(生まれたときの性別と自認する性が異なる人)の頭文字をとった言葉。
研修会では、県内での認知度が8割近くと、昨年1年間で倍以上になったというアンケート結果が紹介された。その一方で、言葉を正確に説明できる人が少ないことや、心の性が男女のいずれでもない人など
「LGBT」の枠に当てはまらない性のあり方があることも報告された。同プロジェクトの谷昂頼代表は「先生たちに正しい知識があるかどうかが、当事者の生徒にも周りの生徒にも大きな意味をもつ」と指摘した。
参加した辻幸治さん(55)は「子どもたちが、LGBTに限らず一人一人の違いを大切にしていけるように教えていきたい」と話した。