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https://www.hb-nippon.com/sp/news/38-other/35692-bsinfo20190430007
座り方を意識する
座っている時間は意外と長くなりがち。姿勢に気をつけて、適度にストレッチを行おう
普段の生活で椅子などに腰掛けるとき、皆さんは姿勢を意識していますか? 特に最近はスマホを使うことが多くなり、どうしても頭が前方に出て背中が丸まった状態になりやすいといわれています。
また学校生活の中では授業を受けるときに椅子に座っている時間が長くなるため、こうした状態が長く続くと姿勢が崩れるだけではなく腰痛などの原因となることもあります。座り方と姿勢を見直してみましょう。
●「く」の字の姿勢になっていませんか
背もたれを使わず、椅子に浅く腰掛けて頭を前に突き出すように座っていると、どうしても背中が丸まりやすくなります。横から見ると体が「く」の字になってしまい
腰椎の自然なカーブに対して物理的なストレスがかかるだけではなく、内蔵が圧迫されて呼吸が浅くなり、頭の回転も鈍ってしまうことが考えられます。また首や背筋の負担が大きくなって首や肩こり、腰痛などを引き起こしやすくなります。
●足を投げ出したり、足を組んだりしていませんか
また逆に背もたれに寄りかかり、足を投げ出してふんぞり返った姿勢もよくありません。この状態では骨盤が前傾し
より一層「反り腰」になりやすく腰椎に負担をかけやすくなります。また足を組む姿勢は骨格のゆがみを助長してしまいますので、足を組むクセがある人はなるべく足を揃えられるように意識してみましょう。
●正しい座り姿勢を意識しよう
椅子に座るときは、お尻の部分が背もたれに軽くつくように腰かけます。背筋が自然に伸びる状態でお尻と膝の高さが同じレベルになる「L」字型が理想的です。椅子が高くて足が浮いてしまうときは、足元に踏台を置いて高さを調節するとよいでしょう。
軽くあごを引くようにすると、自然にお腹が引っ込みやすくなります。膝と膝の間は握りこぶし一つ分くらい空けるようにし、足底をキチンと床につけておくようにします。背もたれと腰の間のスペースが大きくなる場合は、クッションなどを利用するとよりラクに座ることが出来ます。
正しい姿勢で過ごしていても、時間とともに姿勢は崩れやすくなるため、休憩時間には肩や首、腰背部などを軽く動かしてストレッチを行うようにしましょう。