
宮崎市の老人ホームで、男性職員が入所者の女性に馬乗りになっている動画がインターネット上に投稿され、施設側は虐待行為が確認されたとしてこの職員を懲戒解雇の処分にしました。宮崎市は事実関係を調べるため施設の立ち入り調査を行いました。
宮崎市の有料老人ホーム「フェニックスフォレスト」によりますと、今月8日夜、20代の介護職員の男性が床に横たわった90代の女性入所者に馬乗りになったということです。
この様子を撮影した動画がインターネット上に投稿されたことから発覚し、施設を運営する有限会社の調査に対し、職員は事実関係を認めたということです。
会社は「介護職員としてあってはならない虐待行為だ」として今月24日、この職員を懲戒解雇の処分にしました。
女性は今月11日に死亡していますが、施設は「死因は老衰だ」としています。
宮崎市は事実関係を調べるため26日立ち入り調査を行い、今後の対応を検討しています。
有料老人ホーム「フェニックスフォレスト」の松浦幸次施設長は「利用者やご家族の信頼を裏切る行為で大変申し訳ない。職員の一層の指導に努めたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190727/k10012011081000.html