放火事件などの科学捜査に詳しく、元・警視庁科学捜査官で医学博士の服藤恵三さんは、
「通常の火災は室内の温度が1000度以上は上がらないが、ガソリンは場合によって1500度まで上昇する。
これは鉄が溶けるような熱さで火炎を浴びただけで息ができなくなる。爆発現象が起きた1階では、
状況が分からないまま人々が火炎に包まれ、2階と3階にいた人たちは爆発音は聞いていると思うが、
何がなんだかわからないまま炎と煙に襲われて、逃げ場を失ったと思われる」と現場の状況を推定していました。
そして「ガソリンは着火と同時に火炎が数メートル上がるなど、通常とは比較にならないスピードで
炎が広がるので、おそらく火災報知器が鳴る時間も、防火扉が作動する時間もないぐらい勢いよく
燃え広がったと思われる」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190718/k10011997831000.html