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「いいね」を求め過ぎるのは病気? 承認欲求が強すぎる若者たち
今日は何をしたとか、誰と遊んだとか、わざわざSNSに投稿する意味があるのだろうか。
「そっと心に秘めておけば良いのに」「FacebookとTwitterだとキャラが違う」等と違和感を覚えた場面も少なくはないだろう。
どのような内容ならば「いいね」数を稼げるか考えた末の投稿なのだろうか。冷めた視線を注ぎながらも、自分にも身に覚えがないわけではない。
かつての若者よりも現代人は「人に認められたい」という欲求が強いのではないだろうか。
精神科医で評論家の斎藤環は『承認をめぐる病』(日本評論社)で若者が「衣食住」よりも「承認」を求める強い欲求を抱えていることを指摘している。斎藤によれば、
「ひきこもり」にしても「ニート」にしても、「新型うつ」から就活の悩みの相談に至るまで、どこにでも「承認」の問題がみてとれるらしい。
例えば、彼らは食べるために働くのではない。働いていないと仲間から承認が得られないから働くのだと斎藤は言う。
斎藤によれば、「承認をめぐる病」は、「承認の葛藤」「承認への過剰適応」「承認への無関心」と言う3つに帰着する。
あくまでも比喩としてだが、斎藤は『新世紀エヴァンゲリオン』のキャラクターをこの例として挙げている。
承認をめぐって葛藤し続け行動を抑制しがちな碇シンジはいわゆる「ひきこもり」、
社交性が高く承認を勝ち取るための行動化にためらいのないアスカ・ラングレーは「境界性人格障害」、
承認されることに関心がなく、命令されるままに行動する綾波レイは「アスペルガー症候群」に見えてしまうと彼は言う。
現代人の病理に「承認」の問題は深く関わっているのだろう。
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