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「しりとりができない」知的障害の子が自信と笑顔を取り戻した“共生型デイサービス”の存在意義
幼稚園で「この子だけ、しりとりができない」と言われた
小学5年生の東島紅葉さん(10)は、週に3回、小学校の授業が終わると自転車で数分の場所にある「デイサービス」に通う。
このデイサービス「クローバー学芸大学(目黒区)」は、1Fが高齢者向けのデイサービスセンター、2Fが発達障害児のためのアフタースクールとなっている。
「世代間交流」を理念のひとつとした、いわゆる「共生型」のデイサービス施設だ。2019年1月に完成、彼女はその当時から通っている。
紅葉さんは、母親が「グレーゾーン」と語る軽度の知的障害をもつ。学校の授業についていけなかったり、とにかく忘れ物が多かったりする。
そもそも忘れ物をしたことを忘れてしまい「忘れ物の自覚」がないという。
片付けもできない。もともと、どこにおいてあったものなのか、わからなくなってしまうのだ。感情の起伏が激しいこともある。
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