
NZ火山噴火から1週間、犠牲者に黙とう 死者18人
【AFP=時事】ニュージーランド北部沖のホワイト島(White Island、マオリ名:ファカアリ、Whakaari)の火山噴火から1週間が経過した16日、
同国各地で犠牲者のために1分間の黙とうがささげられた。
噴火による死者の数は、外国人観光客16人と地元のツアーガイド2人を合わせた計18人が確認されている。
現在も深刻なやけどを負った少なくとも17人が病院で集中治療を受けている。
黙とうは9日に噴火が発生した時刻と同じ午後2時11分(日本時間同午前10時11分)に、全国のオフィスや店舗などで一斉にささげられた。
首都ウェリントンにある「ビーハイブ(蜜蜂の巣)」の通称で呼ばれる国会議事堂には半旗が掲げられた。
ジャシンダ・アーダーン(Jacinda Ardern)首相は閣議を一時中断し、立ち上がり頭をたれて1分間静かに黙とうした。
警察当局は同日朝、亡くなったオーストラリア人4人の身元を新たに公表した。オーストラリア人の死者は8人に上り、
また同国の永住権を持つ米国人2人の死亡が確認されている。
ニュージーランド軍の特殊部隊は13日に6人の遺体を収容。15日には島に上陸しての2回目の捜索活動も行ったが、残り2人の遺体はいまだに見つかっていない。
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