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福岡)プロボクシング福智大会 地元選手ら奮闘
プロボクシング大会「チャンピオンズロード vol・4」が24日、福岡県福智町の方城体育館で開かれ、筑豊ボクシングジム(田川市)の6選手が奮闘した。元世界王者、具志堅用高さんのチャリティーサイン会もあり、収益が黒土孝司町長へ手渡された。町の青少年健全育成に役立てられる。
メインイベントにミドル級(約69〜72キロ)の久冨修平選手=福智町=が登場した。3ラウンドまで距離を取ってジャブを放つ静かな展開だったが、最終4ラウンドに猛然とラッシュ。強烈な右ストレートの連打を相手の顔面に打ち込み続け、大差の判定勝ちで地元の大声援に応えた。
試合後、「(KOできず)恥ずかしい試合を見せてしまった。3ラウンドまでカウンターを狙いすぎて距離がかみ合わなかった」と厳しい表情を崩さなかったが、「勝てたのは地元の皆さんの応援のおかげ。最終ラウンドに盛り上がってもらえてよかった。次は絶対KOで倒して勝ちます」と話した。これで戦績は3勝(2KO)1敗1分けとなった。
その他の筑豊ジム所属選手は、永田裕真選手=飯塚市=が低い姿勢から前へ出てボディーを狙い、引き分けに持ち込んだ。松尾康佑選手=飯塚市=、兄妹の河端大成選手と河端ほたる選手=嘉麻市=、尾崎康太選手=飯塚市=はあと一歩、あと一発が届かず敗れた。
筑豊ジムの井上通文会長は福智町での初開催に「初めての方にも間近で見ていただくことでボクシングの迫力と魅力が伝わったと思う。緊張して地元の声援を力にできなかった選手たちはプロとしてまだまだです」と語った。