いつも新聞買う客、この日は違った 店員ら詐欺見抜く
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なじみ客のいつもとは違う様子から詐欺を疑い被害を防いだとして、埼玉県警浦和西署は12日、「セブンイレブン浦和埼玉大学店」(さいたま市桜区)の店員ら3人に感謝状を贈った。
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店長の星井雄二郎さん(51)らによると、5月1日昼過ぎごろ、新聞を毎日買いに来る70代の男性が「ビットキャッシュカードを買いたい」「どうやって使うの?」とレジにいた店員の関根一代さん(45)に声をかけた。
普段と違うものを買おうとしたのを不審に思った関根さんは購入しないように男性を説得。男性は焦って決断しきれない様子だったため、関根さんが同僚の店員の足助(あすけ)哲哉さん(47)に相談し、足助さんが署に通報した。
署によると、同日、男性がパソコンを使っていると画面に突然「パソコンがウイルスに感染した」というメッセージが表れ、記載された番号に電話すると1時間以内に電子マネー3万5千円を支払うよう男に指示されたという。管内の今年の詐欺被害は5月末まで14件2549万円。うち8件は5月に集中したという。
足助さんは「普段から詐欺だと疑わしいものがないかアンテナを張っている。防げて良かった」谷川裕保署長は「機転を利かせて連係プレーをしてくれた。他の店でもぜひやってほしい」と話した。