昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、前法相の衆院議員河井克行容疑者(57)が逮捕前、自民党本部から支出された1億5千万円を、地元県議らに対する現金配布には使っていないと周囲に説明していたことが27日、関係者への取材で分かった。
「手持ち資金を使った」との趣旨の説明もしていたという。
野党側は、1億5千万円が買収行為に充てられた可能性があると指摘。
自民党に公開質問状を出すなどしている。
自民党の二階俊博幹事長は、夫妻の逮捕後に支出の正当性を主張し、安倍晋三首相も「世間で言われる(買収の)使途に使うことができないのは当然だ」と話していた。
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