ミリシアみたいなもんだろ
こんなのの権利まで憲法で保障されてるの本当に草
最近になってブーガルー(Boogaloo)についての報道が国内でも相次いでいる。時事通信(2020年6月22日)は次のように伝えている。
〈米国で、黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官に首を圧迫されて死亡した事件に対する抗議デモに便乗して、
騒乱や内戦を画策する過激主義運動「ブーガルー」の台頭が指摘されている。
. . .〉
銃で武装し、ハワイアンシャツの上にタクティカルベストを装着した奇妙な集団は、
今年になって反銃規制集会、反ロックダウン集会等で目撃されるようになり、ブーガルーボーイズと呼ばれている。
ブーガルーの語源は、1984年に公開された映画「Breakin' 2: Electric Boogaloo」からきている。
出来の悪い続編を意味するネットスラングだったが、運動では第二次南北戦争(内戦)の意味で使われている。
緩い繋がりを持つ運動で中心的なリーダーは存在しないが、その目的は前述の記事中にもあるようにアメリカ国内での騒乱、内戦の招来にある。
その思想的背景として、資本主義のプロセスを進めることで国家秩序の徹底的な解体を目指す加速主義との関連が指摘されている。
すでにブーガルー信奉者による死者も出ている。5月29日にカリフォルニア州オークランドで行われていたBlack Lives Matter(黒人の命は大切だ)のデモの最中に
車から警官を銃撃して殺害し、さらに自宅に来た警官を待ち伏せして射殺した容疑で現役の空軍軍曹が逮捕されたが、
その自宅からはボンネットに自身の血でブーガルーの隠語である「boog」と書かれた車が見つかっている。
また、5月30日には、ネバダ州ラスベガスにおいて、デモに紛れ込み暴動を扇動するために火炎瓶を所持していた退役軍人3人がFBIに逮捕された。
3人はFacebookのブーガルー関係のグループで知り合い、うち1人はグループの主宰者でもあった。
暴動の扇動の他、2人は政府施設の爆破を先月から計画しており、情報を掴んだFBIにマークされていた。
8kunて8ちゃんの後継とは考えもしなかったわ
で、8kunはネトウヨ=テロリストはちゃんと米国に通報してるの?
このように現在問題になっているブーガルーもそうだが、現在のアメリカの極右思想には、ゼロ年代以降の日本のネット文化が影響を及ぼしている。
2000年代の日本のネット文化を象徴するものとして、匿名掲示板の「2ちゃんねる」(現・5ちゃんねる)は有名だが、
匿名の画像掲示板として「ふたば☆ちゃんねる」(2chan、ふたば)がある。
このふたばを模倣して、15歳のクリストファー・プール氏が2003年に開設したのが英語の匿名掲示板「4chan」だった。
2016年のアメリカ大統領選挙において、4chanは無視できない影響を及ぼしている。
トランプ支持勢力のひとつであったオルタナ右翼は、オンラインコミュニティをその活動領域にしていたが、4chanの政治カテゴリの掲示板である
/pol/はその中心地のひとつであり、白人至上主義にまつわるミームの生産拠点であった。
活動の場をFacebookに移してからも、4chanの気風は抜けていない。ハワイアンシャツに武装というフザけた格好はまさにそうだろうし、
Facebookのグループでもアニメや雑なコラージュといったミームが多用されている。
彼らの言動をふざけているように思われるかもしれないが(実際にそうなのだが)、
ミームの影響力は無視できない。実際、アニメ絵のコラージュといったミームの影響力の軍事・外交的な価値が海外では真剣に研究されている。
アメリカ政府が出資する海軍分析センターが2018年に発表した報告書「アメリカ政府の影響力キャンペーンにおけるミームの実用性を探る」では、
2015年に発生したイスラーム国による日本人拘束事件の際に日本のTwitter上で発生した「ISISクソコラグランプリ」が
「ISISの脅迫に対する日本人の抵抗」としてミームの分析対象となっている。
俺が勝ち組になれないなら
どんな手段でもいいからひっくり返してやるぜって人間世の中にいくらでもいるだろ
グローバル競争経済はそういう人間を増やし続けてきた
新自由主義の末路って感じだな
「敗者や弱者は奴隷として生きるか野垂れ死ね」というルールが社会を支配すれば、
そりゃ敗者や弱者は「こんなクソ社会ぶっ壊してやらあ」ってなるよな