
東京高裁は31日、前橋市で自転車の高校生2人をはねて死傷させたとして自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われ、1審で無罪判決を受けた川端清勝被告(87)の控訴審初公判を10月6日に開くと明らかにした。
今年3月の1審前橋地裁判決は、被告が薬の副作用で低血圧になり、意識障害に陥った可能性が高いと指摘。医師や家族から危険性を注意されておらず、事故の発生を予見できたかどうか合理的な疑いがあると判断した。検察側が控訴した。
1審判決などによると、平成30年1月9日朝、被告の乗用車が高校1年、太田さくらさん=当時(16)=らに衝突、太田さんが死亡し、別の女子生徒もけがをした。
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