あきる野までモノレールを 延伸へ市民準備会が市長に要望書提出:東京新聞 TOKYO Web
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瑞穂町までの延伸事業が決まった多摩都市モノレールをあきる野市にも延伸させようと、市民による「モノレールを呼ぼうあきる野の会」の準備会が六日、発足した。会長らが市役所を訪れ、村木英幸市長に「積極的に取り組んでほしい」と要望書を提出した。
会長には、市町内会自治会連合会会長の網代和夫さんが就任。松村博文あきる野商工会長と浦野知昭市観光協会長がそれぞれ副会長に就任した。会員は現在十五人だが、幅広く市民に参加を呼びかけ、正式な会を発足させるという。
網代会長らは市役所で会見し「市内には東西に五日市線が走っているが、南北の公共交通機関がない。モノレール延伸で利便性を向上させたい」と会の趣旨を説明。要望書を受け取った村木市長は「要望があれば、市も積極的に支援したい」と約束した。
都は本年度の予算で、上北台駅(東大和市)−箱根ケ崎駅(瑞穂町)間の調査や基本設計の費用として一億二千万円を計上。開業時期は未定だが、設計や工事には十年以上かかるとみられる。会員は「さらなる延伸には三十年以上かかるかもしれないが、少しでも期間を短縮させたい」と話した。(布施谷航)