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https://mainichi.jp/articles/20160501/ddl/k40/040/241000c
「現代の魔女」語る 心理占星術研究家・鏡さん講演 150人聴き入る 福岡市博物館 /福岡
早良区百道浜の市博物館で開催中の「魔女の秘密展」(毎日新聞社など主催)で30日、同展のスペシャルサポーターを務める心理占星術研究家、鏡リュウジさんが約150人を前に「現代に生きる魔女たちと魔法の世界」の演題で講演した。
鏡さんは、中世ヨーロッパで魔女や魔法の存在は信じられ、一方的に邪悪なものとはされなかったが、社会不安が広がり、スケープゴートとして魔女狩りにつながったと説明。「現代に入ると、魔女はファンタジー的存在ではなくなった。ロンドンには魔女の専門書店があり、自身を『魔女』と名乗る人たちもいる。彼らには人間と自然との関係を見直し、魔女的な生き方をよりどころに自分の人生を歩もうとの考えがあるのです」と話した。
同展はヨーロッパの美術館が所蔵する魔女の絵画や図書など約100点が並ぶ。他に魔女処刑の際、死刑執行人がかぶる鉄製の面なども展示。29日までで、月曜休館