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https://news.yahoo.co.jp/articles/2e75ee0db4fed39fda9aabd93113adbe052ef754
中国「東南アジア諸国よ、米国ではなくわれらの側に付け
マイクル・タイ著、ハン・スンドン訳『東・南シナ海、力と力が向き合う』(メディチ刊)
■「アジア・パワー指数」1位は米国、韓国7位…日本は?
東・南シナ海を巡って中国と日本、東南アジア諸国が繰り広げている領有権争いの起源を追跡した一冊。スプラトリー諸島と尖閣諸島の主人が誰かを巡り、歴史的起源を追った。本書は日本、琉球、ベトナム、フィリピン、マレーシアの歴史を要約した後、中国とこれらの国々が歴史的にどのような関係を結んできたかを紹介する。
米国に対して終始敵対的あるいは批判的な立場から、中国周辺国の歴史を扱う。南シナ海にいわゆる「九段線」を引き、その内側の海は全て中国の領海だという主張を裏付ける歴史的根拠が列挙される。著者は中国系で、現在は中国の大学教授として在職していることを考慮して読まなければならない。日本が敗戦後に米国と結んだサンフランシスコ平和条約を「いかなる選択肢もない状態で、日本は最も重要な近隣諸国を後に残したまま、米国と平和および和解に同意」したと評し「戦後のドイツとは異なり、アジアの隣国との和解と再統合が阻止された」事件と規定した。米国との同盟の比重を減らして中国に注目せよと日本に要求し、中国の人口は米国の4倍以上だということ、今後所得が増加する中国は日本の商品・サービス輸出市場としてますます重要度が高まるという見込みをその根拠に挙げる。
それでも、普段なじみのない東南アジアの歴史を素早く眺望できる利点がある。南シナ海で鋭く対立しているベトナムを刺激しないため政治分野の記述をできるだけ排除し、文化・経済交流やベトナム統一の過程における中国の寄与などに集中するアプローチ法は、対日関係を解きほぐさなければならない韓国にも参考になる308ページ、1万7000ウォン