https://news.yahoo.co.jp/articles/bb030431652f7a5ecc75e26ba77d2e14e6776429
「条件は年収1000万以上」32歳女性が婚活で出会った不思議な男性たち【前編】から続く。
500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。
今回は、「結婚相談所に行けば結婚できる」と考えている女性の体験談です。キャリア女性の中には、ギリギリまで仕事や「本気ではない」恋愛に集中し、高齢出産になる直前に、結婚相談所に駆け込む人がいます。
外資系金融機関でアナリストとして働く村田幸代さん(仮名・33歳)は、32歳のときに同級生との4年の不倫関係が終焉を迎えます。それを機に、結婚を真剣に考えるようになりました。
(前編はページ下の関連リンクより)
高収入・高学歴のハイスペック男性たちと会う
幸代さんは結婚相談所では外見で男性の人気を集めますが、そのハイスペックさが知られてしまうと敬遠されていたそうです。
「女性は自分より下がいい」という昭和すぎる結婚観を持つ男性はいまだ根強くいます。その中でも、幸代さんに見合いを申し込める男性はやはりハイスペック。幸代さんの求める相手の条件としても申し分ありません。年収や学歴、現在の仕事、そして見た目、年齢など好条件に見える男性の5人と、幸代さんはお見合いを重ねました。
ところが、容姿も条件も整った5人の男性は、すべて不思議な人だったと言います。
1人目に会った経営者の男性(40歳)は出会い頭に「君は俺の子を産みたいの?」と尋ねてきて、ホテルのラウンジで指をぱちんと鳴らしてスタッフを呼び、横柄な態度でコーヒーを注文。会話も一方的で幸代さんからお断りしたそうです。
2人目はある個人投資家(38歳)。最初はよかったのですが、帰りがけに「その胸の中で泣かせて欲しい」と求められたそうです。もちろんお断り。
3人目の経営者(39歳)は、ホテルのティールームで会い1時間ほど話した後、幸代さんの腕をとり「上に部屋が取ってある」と強引に連れて行こうとしたのです。
4人目の開業医(40歳)は、最初から隣に座り、過剰なボディタッチを繰り返します。
5人目の歯科医(37歳)とは、会話が盛り上がり、食事をすることに。「大切な人と行く店です」と連れていかれたところが、場末の町中華。イスもテーブルもべとべと。油じみたコップでビールを飲みながら「俺と結婚したら会社を辞めて家庭に入ってほしい。ママもサポートするって言っているからさ」と理想の家庭像を滔々と語るのでした。
「どの人も、外見と条件は素敵なのです。でも、ちょっと話すとダメで……。条件が良いのに、独身でいるのには理由があるはずと覚悟はしていたものの、強烈な個性のある男性達との出会いが続き、心が折れてしまいました」