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10代接種の副作用が懸念…英国ファイザー「1次だけ」接種を勧告
https://news.yahoo.co.jp/articles/80f6678ba78dd535e7d9565c3cd19d65a1804cef
健康な10代の男性が新型コロナウイルスに感染するよりも、ファイザーのワクチン接種後に副作用の影響を受ける可能性の方が高いという研究結果が出た。
こうした中で英国では12〜15歳の青少年を対象に、ファイザーのワクチンを1次だけ接種することにした。ファイザーワクチンは通常、3週間隔で2回接種するが、10代の接種時の副作用への懸念により英国当局がこのような決定を下したのだ。
13日(現地時間)BBC、ザ・タイムズなどによると、英国の最高医療責任者は12〜15歳の青少年のワクチン接種をすれば、学校への登校が可能になるとし「1次接種」だけを勧告することにした。
よって英国政府は、来週から該当年齢のファイザーワクチン接種を開始すると予想される。
最高医療責任者はこの日の記者会見で、「難しい決断だった」とし「学校の運営に支障をきたす場合、青少年の精神的健康にも影響を与えるので(これを防ぐために)ワクチン接種を勧告することに決定した」と述べた。
また、「12〜15歳のワクチン接種を強く勧めるわけではない」と付け加えた。
12日のガーディアンの報道によると、米国カリフォルニア州のトレイシー博士は、「健康な若者の場合、新型コロナウイルス自体よりも、まれに心臓の炎症を誘発するファイザーワクチンの副作用により入院する可能性の方が高い」という意見を発表した。
研究陣は、今年上半期12〜17歳の米国の青少年を対象に、コロナの2次接種後に現れた副作用を分析した。
その結果、新型コロナウイルス感染症で入院するよりもワクチンに関連した心筋炎の診断を受ける可能性が4~6倍高いことが分かった。