大阪・枚方市で病院の敷地内に入って新型コロナのワクチンは危険だなどと書かれた紙を貼ったとして、５０歳の無職の容疑者が建造物侵入などの疑いで書類送検されました。
学校や交番にも紙を配布した疑いがあり、「インターネットで、ワクチンを接種すると死亡するおそれがあると見てやった」などと供述しているということです。
書類送検されたのは、大阪・枚方市に住む無職の５０歳の男性です。
警察によりますと、ことし９月、枚方市にある病院の敷地内に入って「コロナワクチンの危険情報」などと書かれた紙を、玄関のガラスに貼ったとして建造物侵入と軽犯罪法違反の疑いが持たれています。
容疑者は、同じような紙を病院のほかにも中学校の靴箱のなかに入れたり、交番の扉に貼ったりした疑いが持たれています。
紙には「すぐにワクチンの毒を消す必要あり」とか、「３回目を打ってはダメ」と書かれていたということです。
自宅のポストに同じような紙を入れられたという市内の住民からの届け出を受け、警察が防犯カメラを調べたところ容疑者が交番に紙を貼っている様子などが写っていたということです。
警察によりますと調べに対し、「インターネットで、ワクチンを接種すると死亡するおそれがあると書かれているのを見て伝えなければと思った。２００件くらい配布した」と話しているということです。
【紙を入れられていた女性は】。
自宅の郵便受けに同じような紙が入れられていたという６０代の女性は、「誰がこんな紙を入れたのかと夫と話していました。私たちだけが嫌がらせをされているのかなと思い、怖かったです」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20211215/2000055171.html
