日月神示とは何か?
さて、まずは日月神示とは何かという話から始めます。
日月神示とは、神典研究家で画家の岡本天明氏の昭和初期の著作です。
幼少から霊が見えたりする能力があったとされる岡本氏が47歳の時、
時は太平洋戦争中、千葉県の麻賀田神社の末社「天日津久神社」に参拝した後、
いきなり「神がかり(トランス)」状態になり、一般に「自動書記」と言われる
勝手に文章がすらすらと書けてしまう状態になり書き上げた本らしいのです。
その「自動初期」とは具体的にはどのような状態かというと、
まず頭の中に文字(数字と記号)が浮かぶそうです。
そして、それを紙に書き写すまで頭から残像が離れないそうなのです。
かなり邪魔くさい状態です。。。苦笑
とはいえ、ただ頭に浮かぶ数字と記号を書き写しただけですから、
まったく文章になっておらず、読むことができません。
そこで当時、岡本天明氏が入信していた大本教という宗教団体の協力を得て、
解読したのが日月神示(ひふみ神示)(※)として出版されたようなのです。
(※嫌儲記者ねこりんより注釈 原文である「日月神示」を解読して読みやすくした文書を「ひふみ神示」といいます。)
具体的には次のような書き出しから始まります。
二二は晴れたり、日本晴れ。
神の国のまことの神の力をあらはす代となれる。
仏もキリストも何も彼もはっきり助けて七六かしい御苦労のない代が来るから、
みたまを不断に磨いて一筋の誠を通して呉れよ。
いま一苦労あるが、この苦労は身魂をみがいて居らぬと越せぬ。
この世初まって二度とない苦労である。
このむすびは神の力でないと何も出来ん、人間の算盤では弾けんことぞ。
日本はお土があかる、外国はお土がさかる。
都の大洗濯、鄙の大洗濯、人のお洗濯。
今度は何うもこらへて呉れというところまで、後へひかぬから、その積りでかかって来い、
神の国の神の力を、はっきりと見せてやる時が来た。
嬉しくて苦しむ者と、苦しくて喜ぶ者と出て来るは神の国、神の力でないと何んにも成就せん。
人の力で何が出来たか、みな神がさしてゐるのざ、いつでも神かかれる様に、綺麗に洗濯して置いて呉れよ。
戦は今年中と言ってゐるが、そんなちょこい戦ではない。
世界中の洗濯ざから、いらぬものが無くなるまでは、終らぬ道理が分らぬか。
臣民同士のいくさでない。
カミと神、アカとあか、ヒトと人、ニクと肉、タマと魂のいくさぞ。
己の心を見よ、戦が済んでいないであろ、それで戦が済むと思うてゐるとは、あきれたものぞ。
早く掃除せぬと間に合わん、何より掃除が第一。
さびしさは人のみかは、神は幾万倍ぞ、さびしさ越へて時を待つ。
加実が世界の王になる、てんし様が神と分らん臣民ばかり、
口と心と行と、三つ揃うたまことを命(みこと)といふぞ。
神の臣民みな命(みこと)になる身魂、掃除身魂結構。
六月の十日、ひつくのかみ。
(ひふみ神示)
このように終始、「昔の話し言葉」のような古語的な文体で書かれています。
気になるのは、戦時中の著作なので太平洋戦争にも触れている点ですが、
でも、戦争よりももっと大変なことが起こると書かれているのも気になりますね。
いきなり衝撃的な書き出しで、まさに「掴みはOK」であります。笑