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「脳内にイメージを思い浮かべることができないタイプの人」は記憶力などに問題を抱えている可能性がある
多くの人はどこかで見た風景や想像上の光景を脳内に思い描くことができますが、中には頭の中でイメージを視覚化することができない「アファンタジア」と呼ばれる人々も存在します。
アファンタジアの人々を対象にして行われた新たな研究で、「アファンタジアの人々は記憶力や夢を見る能力に問題を抱えている可能性がある」ことが判明しました。
頭の中でイメージを視覚化できない人々の存在は古くから知られており、イギリスの学者であるフランシス・ゴルトンは1880年にこうした人々に関する記述を残していました。
しかし、「脳内でイメージを視覚化できない状態」は外から見てわかるものではない上に、先天的なものであればそもそも自分が異常だと気付かないことも多いため、近年に至るまで研究が進められてきませんでした。
2005年になって、エクセター大学のアダム・ゼーマン教授が「手術の副作用で脳内の視覚化能力を失った人物」と出会ったことで研究が始まり、2015年にこの症状に「アファンタジア」という名称が与えられました。
脳内でイメージを思い浮かべられない人は想像以上に多いそうで、50人に1人はアファンタジアではないかともいわれています。
https://gigazine.net/news/20200629-aphantasia-memory-cognitive-processes-trouble/