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ハンガリーの国家監査局が、国の教育制度が「あまりにも女性的になっている」リスクについて報告書を出したことが物議を醸している。
英紙「ガーディアン」によれば、同報告書は、「フェミニン化する教育」を「ピンク教育」と表現し、そのリスクについて「ピンク教育は、男子の発達を阻害し、人口問題(少子化)を引き起こす可能性がある」と、述べている。
「もし、国の教育が、“女性の特性”、たとえば、『感情表現の豊かさや、社会的成熟度の高さ』などを好意的に評価する傾向が強まれば、(男女の)平等はかなり弱められてしまうだろう」
そして、こう警告しているという。
「もし、(女子に比べて)より起業家精神に富み、リスクを冒す傾向のある男子の特性が過小評価され、男子たちの自由な成長が阻まれれば、男子たちは精神や行動面において問題を抱えかねないだろう」
ハンガリー当局は、このように警告する理由として、男子たちの「創造性と革新性を備えた特性」が、「(国の)経済の最適な発展に必要」だからだと主張している。
ほかにも、「ピンク教育」の将来的な弊害として、大卒の女性が増えると、女性が結婚して子供を持つ可能性が低くなり、「少子化になる可能性がある」ことをあげている。
より多くの女性が高い教育を受ければ、高学歴の女性の間では、同じレベルの教育を受けた男性を見つけられない人が増え、結果的に「出生率の低下につながる」と。
https://news.yahoo.co.jp/articles/022d6a7ac2f3a9dd6f3fd662bc8edf4c63ce0965