今年８月に甲子園球場で開かれた夏の全国高校野球選手権大会の試合を利用して、賭博場を開き利益を得ようとしたとして、岐阜中署と岐阜北署の合同捜査本部は１３日までに、岐阜市長者町、岐阜県軟式野球連盟理事（８４）、岐阜市柳川町、飲食店経営者（５６）と岐阜市東興町、風俗店店長（４９）の男３人を賭博開帳図利などの疑いで逮捕した。
逮捕容疑は、理事と飲食店経営者は共謀し、８月上旬ごろ、県内やその周辺で顧客を募り、風俗店店長ら計１７人に計８万４００円を賭けさせて賭博場を開き、利益を得ようとした疑い。
岐阜中署によると、「賭博が行われている」との情報を受けて捜査していた。「トトカルチョ」と呼ばれる賭博で、１７人は出場校４９校を８枠に分けて、順位を予想。一口３００円で、最大６５口賭けた者もいたという。理事と風俗店店長は経営者が勤務、経営した店の顧客だった。合同捜査本部は３人の認否を明らかにしていない。
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