
寝ているだけ 年収5600万円のTikToker
睡眠ストリーミングの視聴者数は増加し「寝室ビジネス」はもうかるかもしれないが、詐欺行為も横行
米ポップアート界の巨匠アンディ・ウォーホル作の前衛的な映画「スリープ」(1964年)のプレミア上映で全編を見通したのは、ほんの一握りの人たちだったと言われている。
5時間20分にわたって、ベッドで寝ている男の姿が映し出されるという、まさに退屈で眠くなるような作品だった。今となっては、ウォーホル氏は時代を先取りしていたようだ。
ジェイキー・ベームさん(28)には、ネット上でほぼ同じストーリーに引きつけられた100万人以上のフォロワーがいる。毎晩午後10時、彼はパジャマを着てベッドに入り、TikTokライブで世界中の視聴者に向けて寝返りを打つ。ネットからの収入は月平均3万5000ドル(約490万円)だという。
ニューヨーク州ハイドパークのデュアン・オルソンさん(25)も睡眠ストリーミングを行っている。このパフォーマンスは視聴者によっては目が離せないものになる。
https://jp.wsj.com/articles/like-sleeping-on-the-job-make-400-000-a-year-snoozing-on-tiktok-11668730425