
米国で大麻の使用量が急増する中、大麻を過剰に使用する成人は、使用しない人と比較して、心不全や脳卒中、心臓発作を起こす確率が60%高いことが、カナダの研究チームが主導した新たな研究で明らかになった。
医学誌Addictionに9月27日に掲載された論文で、カナダ・カルガリー大学などの研究チームは、大麻使用障害(CUD)のある約3万人の参加者の健康状態を、CUDのない人と比較した。
CUDは、生活や健康に重大な悪影響があるにもかかわらず、大麻を使用し続けている状態で、大麻使用者の約27~34%が罹患しているとされる。論文によると、CUDの成人は、特に過去6カ月間に治療薬を処方されたり、医療サービスを利用していない場合、心血管疾患のリスクが高かった。一見健康な人でも、大麻の過剰摂取によって心血管疾患のリスクが高まるという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0dde2c79db13cb84907071edb16a37d1419287b3