
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240607/k10014474051000.html
東海沖の海底設置の地震津波観測システム 障害復旧し運用再開
システム障害で緊急地震速報の発表が遅れるおそれのあった、東海沖の海底に設置された地震と津波の観測システムで、発生した障害について、気象庁は7日夕方から運用を再開したと発表しました。
5日、静岡県から三重県にかけての沖合の海底に設置している地震と津波の観測システムに障害が発生し、気象庁は緊急地震速報が最大で13秒ほど遅れるおそれがあると発表しました。
調べたところ、沖合で観測されたデータを受け取る静岡県御前崎市の施設にあるGPS装置でエラーが起きて受け取れなくなっていたことが分かり、再起動したところ、復旧したということです。
気象庁は受信データを確認したうえで、7日午後4時から運用を再開したと発表しました。
ただ、障害の詳細な原因は分かっていないため、気象庁は今後も調査を続けるとしています。
この観測システムでは、おととしの8月と12月にもデータが受信できなくなるトラブルが起きています。
気象庁は「観測システムは通常に戻りました。沖合の地震について緊急地震速報を見聞きしたら、身を守るための行動をしてもらいたい」としています。