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SNSの「闇バイト」に応募した若者らが高齢者などの住宅に押し入る強盗事件が相次いでいることを受け、福岡県太宰府市は、住宅に防犯対策を施す費用を補助する方針を明らかにした。
自宅にセンサー付きライトや割れにくい窓ガラスを設置したり、踏むと音が鳴る砂利を敷いたりしたら、1件3万円を上限に半額を補助する。
地域見守りカメラの増設などを含めた「闇バイト対策をはじめとした防犯力向上パッケージ」として約1億円を、2025年度一般会計当初予算案に計上。楠田大蔵市長は「地元でも脅威、不安が高まっている。市民の側に立って防犯対策を取る」と述べた。
太宰府市が21日に発表した一般会計当初予算案は総額337億4900万円で、前年度当初比12・4%増でこれまでで最大となった。「日本一の猛暑のまち」対策として、小中学校体育館の空調設備や太宰府天満宮参道のミストシャワーの整備、高齢者宅のエアコン設置補助などに8億5600万円を盛り込んだ。25議案を26日開会の市議会定例会に提案する。会期は3月21日までで、一般質問は11、12日。
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