→新型コロナワクチンの試験データを医学誌NEJMが掲載
→モデルナ株急伸−最終段階のmRNAワクチン試験は27日に開始予定
米モデルナの新型コロナウイルスワクチンの初期段階の安全性試験で、被験者全員が抗体を獲得した。試験に関わった連邦機関の研究者が明らかにした。
産生された中和抗体の水準は、コロナに感染し、その後に回復した患者に見られた水準のレンジ上半分に相当した。結果は14日に米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)に掲載された。
中和抗体の産生はワクチンの有効性を証明するものではないが、試験における初期段階の重要なステップと受け止められている。報告された副作用は、大半の被験者をさらなる試験から除外するほど深刻ではなかった。米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の研究者の報告が示した。
発表を受け、モデルナの株価は14日の時間外取引で一時16.4%急伸した。
3つの用量のうち中間の量を投与された被験者の半分余りに軽度から中等度の倦怠(けんたい)感や悪寒、頭痛、筋肉痛が見られた。この用量の被験者40%は2回目の接種後、発熱した。最高用量を投与された被験者14人のうち3人に重篤な有害事象がみられたが、この用量はより規模の大きい臨床試験では使われない。
医師でデューク・ヒューマン・ワクチン研究所の研究者であるトニー・ムーディー氏は、ワクチンでこのような高い率の副作用がみられるのは「異常だ」と指摘しながらも、産生された抗体水準は「非常に勇気づけられる」ものだと述べた。
初期段階の安全性試験の結果は被験者45人の最初のグループが対象で、3つの用量を評価した。モデルナのメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン候補「mRNA-1273」の最終段階の試験は27日に開始する予定。3万人が登録されるこの試験では中間用量が使用され、プラセボ(偽薬)と比較し、2回の投与で新型コロナ感染症(COVID19)を予防できるかどうかを評価する。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-14/QDH9J6T1UM1201
→モデルナ株急伸−最終段階のmRNAワクチン試験は27日に開始予定
米モデルナの新型コロナウイルスワクチンの初期段階の安全性試験で、被験者全員が抗体を獲得した。試験に関わった連邦機関の研究者が明らかにした。
産生された中和抗体の水準は、コロナに感染し、その後に回復した患者に見られた水準のレンジ上半分に相当した。結果は14日に米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)に掲載された。
中和抗体の産生はワクチンの有効性を証明するものではないが、試験における初期段階の重要なステップと受け止められている。報告された副作用は、大半の被験者をさらなる試験から除外するほど深刻ではなかった。米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の研究者の報告が示した。
発表を受け、モデルナの株価は14日の時間外取引で一時16.4%急伸した。
3つの用量のうち中間の量を投与された被験者の半分余りに軽度から中等度の倦怠(けんたい)感や悪寒、頭痛、筋肉痛が見られた。この用量の被験者40%は2回目の接種後、発熱した。最高用量を投与された被験者14人のうち3人に重篤な有害事象がみられたが、この用量はより規模の大きい臨床試験では使われない。
医師でデューク・ヒューマン・ワクチン研究所の研究者であるトニー・ムーディー氏は、ワクチンでこのような高い率の副作用がみられるのは「異常だ」と指摘しながらも、産生された抗体水準は「非常に勇気づけられる」ものだと述べた。
初期段階の安全性試験の結果は被験者45人の最初のグループが対象で、3つの用量を評価した。モデルナのメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン候補「mRNA-1273」の最終段階の試験は27日に開始する予定。3万人が登録されるこの試験では中間用量が使用され、プラセボ(偽薬)と比較し、2回の投与で新型コロナ感染症(COVID19)を予防できるかどうかを評価する。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-14/QDH9J6T1UM1201